―香川県版―
[目次]
子育てグリーン住宅支援事業の概要
1.新築住宅の支援
2.リフォームの支援
GX志向型住宅と長期優良住宅・ZEH水準住宅の違い
1.GX志向型住宅
2.長期優良住宅
3.ZEH水準住宅
GX志向型住宅or長期優良住宅、香川ならどっち?
1.おすすめの理由
2.性能の比較
2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、特に子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に、省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームを支援する国の補助金制度です。
2024年11月29日に「子育てエコ住宅支援事業」が『子育てグリーン住宅支援事業』としてリニューアルし、一部の補助制度が変更となり、子育て世帯だけでなく全世帯が対象の補助金が新たに登場しました。
補助金を活用するためには、一定の条件を満たす必要がありますが、今回の補助金は香川県で建てる方にとってはとてもお得!
これから家を建てる予定の方は、しっかりと事前に確認しておきましょう!
GX志向型住宅対象
全ての世帯が対象で、1戸あたり最大160万円の補助が受けられます。
長期優良住宅・ZEH水準住宅対象
子育て世帯(※1)や若者夫婦世帯(※2)が対象で、1戸あたり40万~100万円の補助が提供されます。
※1 申請時点で18歳未満の子どもがいる世帯
※2 申請時点で夫婦のいずれかが39歳以下の世帯

出典:国土交通省
省エネ改修等を行う場合、リフォーム内容に応じて、1戸あたり上限40万~60万円の補助が受けられます。

出典:国土交通省
以下の①②③④すべてに適合する住宅のことです。
① 断熱等級6以上
断熱性能等級6以上=UA値0.46※以下(HEAT20 G2グレード)のことを指します。
条件を満たすための技術や費用は、工務店や家の仕様によって様々です。
※断熱地域区分が5・6の場合
② 再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率“35%以上”
例えば、エアコンや給湯器を省エネ性能の高いものに変えたり、壁や窓の断熱を強化することで、暖房や冷房で使うエネルギー量が大幅に減り、結果として一次エネルギー消費量の削減につながります。
つまり、住宅がエネルギー効率を高めることによって、標準的な住宅※と比べて一次エネルギーの使用量を35%以上削減することを指します。
※2025年4月に制定の省エネ基準の一次エネルギー消費量の基準を標準と記載しております。
一次エネルギーとは、石油や石炭、天然ガスなど、自然界に存在するエネルギーのことです。電気やガスになる前の「元のエネルギー」です。
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー(自家発電分)を除き、住宅そのものの高性能化や設備の効率化だけで達成する必要があります。
具体的には、断熱性能の向上(熱を逃さない住宅づくり)や高効率な設備機器(高性能なエアコン、給湯器、照明など)の導入により、従来の住宅と比べてエネルギー使用量を35%以上カットすることが求められます。
③ 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率原則“100%以上”
住宅のエネルギー性能向上に加えて、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用することで、住宅が使うエネルギー量をゼロ以下にすることを意味します。
つまり、太陽光パネルを設置して、自分の家で使う電力は自分で賄うことができる住宅ということです。
③ HEMSの設置
他の機器との接続が可能な規格に適合することが必要。(接続の是非は居住者の判断による)
長期間にわたり快適で安全に住み続けられるよう、耐久性や省エネルギー性能など一定の基準を満たした住宅のことです。
国が定める基準をクリアし、所定の認定を受けることで「長期優良住宅」として認定されます。
長期優良住宅の認定を受けるには、以下の基準を満たす必要があります。
〇 耐震等級2以上(地震に強い)
〇 劣化対策等級3(構造が長持ち)
〇 断熱等性能等級5以上(省エネ)
〇 維持管理・点検がしやすい設計
〇 住まい方の計画(維持保全計画)の策定
ZEH水準住宅は、「省エネ」と「創エネ」を両立し、エネルギー収支のゼロ化を目指す住宅です。
断熱性能が高く、エネルギー効率が良い設備を導入することで光熱費を抑え、さらに太陽光発電で自ら電力を生み出すことが特徴です。
補助金条件には「GX志向型住宅」「長期優良住宅」「ZEH水準住宅」の3つのパターンがありますが、将来のことを考えると、おすすめしたいのは、「GX志向型住宅」か「長期優良住宅」です。
では、一体どちらを目指して準備すればよいでしょうか?
実は、香川県の方には断然「GX志向型住宅」がおススメです!
GX志向型住宅に認定されるための条件は4つありますが、暖かい地域ほど有利な制度となっております。
『断熱等級6以上』という条件が今回の最重要ポイントです。
この断熱等級とは、地域ごとに異なる値です。同じ断熱性能等級6でも、地域によって満たさなければいけない値は異なります。
香川県はほとんどが6地域に区分されるため、全国的には容易に断熱等級6以上の条件を満たすことが出来る地域と言えます。

出典:国土交通省
性能を上げると住宅の価格も高くなってしまいますが、暖かい地域ほど「断熱等級6」を満たすためのハードルが低いため、比較的低価格で断熱性能を上げることができます。
つまり160万円の補助金があれば、性能を上げた分の原資を回収できる可能性が高いのです。
2つの補助金差額は80万円なので、すでに長期優良住宅でご計画されている場合、「長期優良住宅」から「GX志向型住宅」へ性能を上げる費用が80万円以内に収まれば、GX志向型住宅の方がお得ということになります。
80万円以内に収まれば、GX志向型住宅の方が単純にはお得ということになります。

GX志向型住宅がおすすめの方
〇 子育て世帯、若者夫婦世帯に当てはまらない
〇 光熱費を大幅に抑えたい
〇 再生可能エネルギーを活用して環境に貢献したい
〇 新しい補助金制度を活用したい
長期優良住宅がおすすめの方
〇 住宅の耐久性や長期的な資産価値を重視したい
〇 計画的な維持管理を行い、長く安心して住みたい
〇 税制や金利優遇などのメリットを受けたい
実際にはどの補助金が当てはまるのかは、住宅の仕様によって様々。高額の補助金を狙いすぎても、将来的に高額のメンテナンスが必要になったりすることもあります。
最適な補助金を獲得するためにも家づくりの際はしっかり担当者に相談しましょう!